最近映画にもなりましたので、ちょっと原本を読んでみようと思い、図書館から借りました。(映画の影響で人気ありで少々待たされました) この作者の作品は少し読んだことがありましたが、今回の作品は社会派問題作です。今までの読んだ作品は、彼が在日であるので、その在日の力強く、また不安で脆い生活を描いた作品の数々でした。
この本はタイでの児童人身売買、特に児童売買春と内臓移植の問題を扱った作品です。映画ではノンフィクション作品と謳い、センセーショナルに訴えていましたが、色々な方面から抗議があり、ノンフィクションの文字は取ったようです。
ノンフィクションと言っても、どの人もこんな事は実際にあるんだろうな、と感じるでしょう。だって、日本でもそんなに遠くない昔には「人買い」・「女衒」という商売?があったんですからね。今でも、水商売関係ではそんな話を聞きます。(アジア人ホステスを巡って)
IT社会でも最近児童ポルノ問題で何人も捕まったような記事がありました。幼児売買春の問題は日本だけでなく、広く世界的な問題なんでしょうね。(文化文明・経済が進んだ国の精神的病?) 自分の子どもを売ったお金で親が少し優雅な暮らしをするというのもいたたまれない感じ。国家的な政策で、ある人種を迫害し、今以上の自立をさせない意志が大きく働いているんでしょうね。
個人の力が、政治的な力に巻き込まれ、翻弄され、暴力的な力で壊され、そこからまた立ち上がっていく・・・・と言うパターン話。これはこれで力強い人間の力を表現しているんですね。
「その国の問題はその国の人達が解決するしか解決しない」という言葉にも一理あり。いくら刺激を与えても、やはり底辺からの力がないと、革命は起こらない・・・・。今のメチャメチャのアフリカもどういう風になるか分かりませんが、きっといつか何らかの整頓が訪れるのでしょう。(人類の実験場と言われています)
タイだけでなく、貧しい国ではこんな事が本当に行われているんだろうなと思います。
(当然それが悪とは思います)
映画も観たくなりました。映画館ではもう終了しているので、DVDで観ようと思います。
センセーショナルな宣伝がありましたが、それほど盛り上がりはなかったような・・・。


























