ぎっくり腰110番マーク

ぎっくり腰110番マーク
 気活グループ

2009年11月8日日曜日

影踏み(横山秀夫・著)を読んで

☆常に耳の中にいる双子の弟。
出来の良い兄と異なり、大学入試を失敗し、
家を出、こそ泥となり、両親と焼死。
生き残った双子の兄は、泥棒となり、
刑務所に行き・・・・。
チョット、泥棒の話としては、
あまりにも格好良すぎ!
刑務所から出てからは、何か正義の味方!
トコカベの愛称?を警察からいただき、
日々暗躍。
やくざに対しても、あまりにも正々堂々と
立ち向かい、そして幹部からも人目置かれ・・・。
やっぱり、こそ泥としては格好良すぎ!
犯罪人達の横のルートが蛇の道は蛇的な
繋がりがあり、へ~と思わされた。
焼死した弟が耳の中にいて、オカルト的?
考えようによっては、二重人格かも?
各章に別れていて、読みやすかったです。

2009年11月6日金曜日

照柿(高村薫・著)を読んで

☆警視庁の刑事とその幼なじみの話。
幼なじみがチョットというか、非常に理解不能な男でした。
読み進めていくと、彼の日常に精神的な病を感じる・・・。
異常なまでの東京の暑い夏と大阪の暑さの中でと、彼の
職場の熱で、いつも場面は暑い、熱い。
この全編を貫く「熱さ」が男二人の理解に苦しむ異常行動。
きっかけは、熱さと過労と睡眠不足・・・・。
現代の労働問題にも通じるところもあり・・・。
高村薫の小説は、登場人物の細かい描写が面白い。
最終的に幼なじみの男は小さい時からやや精神病を病んでいるような
病者が現れる。
そこで読んでいた俺は、一安心した。(やっぱ、精神的な病が
なせる技なんだ・・・と)
男二人が自分を殺しながら今の職場に真面目すぎるくらいに取り組み、
それが病的であり、報われることが少ない。
「爆発」を予感される内容。
自分で自分が墜ちていく姿を描きながら、そこに快感を感じながら・・・。
終わりの方に、野田達夫の芸術家的な生活の一面が描かれていて、
親の血はやはり受け継がれると言うことが今更強調されていた。
俺が思うに、彼は脳微細損傷を抱えながら、自分を客観視することが出来ず、
いつも「俺は何何だぁ~」と思いながら生きてきたのでは?
あんな動機で、人を殺してしまう場合も案外多いのでは?
読み終わって、人間の難しさを感じた。
題名の「照柿(てりがき)」は、達夫の芸術好きから来る
あまり知られていない「色」の名前。

顔FACE(横山秀夫・著)を読んで

☆警察ものでは、チョット有名な著者。
今回は、女性警察官のお話を読んでみました。
元々は絵が上手で、警察にも似顔絵描きで採用され、
諸々の障害を経て、捜査員になる。
落ち込むことが多い女性警察官だが、
先輩女性警察官に励まされ、
どうにかいつも頑張る・・・・。
男の職場と考えられている警察組織の中での
女性の立場が上手く描かれている。
お茶汲みや外部向けの広告塔的な扱い。
簡単に言うと「おねいちゃん、おばちゃん」扱い。
よく吐かれる「だから女は使えねぇ~」の台詞。
今やどこの職種も女性的な視点がないと、
時代遅れになるような気もします。
事件の半分は女性が起こすし、取り締まりも
同じ立場のモノがしないと本当の理解は出来ないのでは?
日本の警察は「軍隊」の名残部分が多大だからでしょうね。
こんな警察には進歩がない?
女性に経営権限を与えて大成功を収めている企業も多い。
そろそろ変わらないとね・・・。
アメリカもチェンジだし!