夢の中に入り込んで、精神病を治す機器を
開発・利用するドクター達の話です。
心を扱う学問では、夢が大事な要素を占めているのは、
少しは知っていましたが、現在は「認知療法」「薬物療法」が
主だと思います。
PTと言う画期的な機器を発明し、
更にもっと強力な機器ミニDCを巡って、
ノーベル医学賞がキーワードになって展開する筒井ワールドです。
少し精神医学的に述べてありますが、
お楽しみ程度に読んでいれば問題なし。
良くあるパターンで、超美人で能力が高く、
大活躍する女医さん(男の憧れ?)と、
超不細工で天才で簡単にすごい機器を開発してしまう
男ドクターの二人組。
現実の中に夢の世界が混じり込み、どれが現実で夢なので混ざり合って、
分からなくなります。
「この世は全て夢の中の出来事」を言う言葉を思い浮かばせる物語です。
SFなので、ちょっと粗筋書で進みますが、それがスピード感を与えているような気もします。
精神病で一番厄介な「統合失調症」がかなりの度合いで
寛解するような治療法があれば、助かる方も多いと思う。(本人・家族とも)
それにしても、統合失調症の人が見ている夢の殺伐としたこと・・・・。
ちょっと恐ろしく感じてしまいました。
日々、精神医療は進歩していますが、この物語のように新しい治療法が生まれると良いです。
(画期的すぎるので、大きな問題が生まれてきましたが・・・)
夢の効用が少しずつ分かってきていますが、とにかく良い夢を見て気持ち良く目覚めたい!
最後の文章で、この物語がよくある、全て夢でしたチャン・チャンという終わり方でなかったのが幸い。
(逆にそう感じる方も多いかもね?)
良くも悪くも筒井ワールドです。私としては、面白かったです。
調べたら、アニメでDVD化されていました。
アニメでは、観たくないですが・・・・。

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